「かつ」と「カレー」はどちらも人気のメニューですが合体した『カツカレー』を無性に食べたい時があります。一言で『カツカレー』と言っても、「カレー専門店」「とんかつ屋」「洋食店」「町中華」「町蕎麦」など様々なお店で提供されています。都内で食べ歩いた『カツカレー』16選をご紹介します。
『カツカレー』の「カツ」は一般的には豚肉の「ロースカツ」が主流ですが、ここでは「豚肉」ベースの「トンカツ(「ロースカツ」や「ヒレカツ」)」だけではなく、「ビーフカツ」「チキンカツ」「ハムカツ」「メンチカツ」までをスコープとしました。
【西高島平】ブラウンオニオンカレーファクトリー
『2種のカレー ミックスかつ』は、揚げ物がボリューミー。「チキンカツ」はそれほどでもないですが、「ひれカツ」は太い棒状の塊が1/2にカットしてあり結構ヘビー級。「カレー」は「オリジナル」と「キーマ」の2種ですが、「インド的」でも「欧州的」でもない「ジャパニーズ」スタイルの印象ですが一口ごとに、「揚げ物」や「野菜」「マッシュドポテト」「福神漬け」「らっきょう」などと一緒に食べられる贅沢な食べ方で美味しいです。それなりに研究された個性的な「カレー」です。
都営三田線西高島平駅の南側で徒歩2~3分。クルマだと駐車場が2台分あります。
【西新宿】とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ
『ひれかつカレー』は、丸い「ひれかつ」が3個で一つが3つにカットしてあり「キャベツ」も敷いてあります。「福神漬け」は自由に使えます。
「かつカレー」としては「ひれかつ」が美味しいので満足度が高いです。また「ひれかつ」部分だけで「ひれかつ定食」的にも楽しめるのがうれしいです。オプションの「茎わさび」で食べても美味しかったですが、卓上にある「ヒマラヤ岩塩ナマック」がヒットでした。
最寄り駅は東京メトロ丸の内線の西新宿駅。西新宿7丁目の路地にあります。
【大泉学園】そば処 福田屋
『カツカレーライス』は、「そば屋」らしく「グリーンピース」がのっていて「福神漬け」を含めた色合いが綺麗です。「カレー」は熟成感のあるまったりした和風味で美味。「カツ」はデカいです。断面の厚みは1㎝以上あります。脂身もありますが、全体が柔らかく美味しいです。ヘビー級のボリュームで何とか完食しました。
西武池袋線大泉学園駅から北東方向に徒歩数分です。
【明治神宮前】大衆食堂BEETLE
『カレー』+トッピングの『ハムカツ』。
『カレー』にはスライスした「ゆで卵」と「福神漬け」、分厚い「ハムカツ」は別皿で提供されます。「ハムカツ」はコロモが薄めのタイプで、厚みが15~20㎜くらいのイメージです。「カレー」は和風の味わいで、「ハムカツ」と一緒に食べるのが美味しいです。「ハムカツ」は比較的あっさりしているのでそれほど重量感なく食べられます。この場所と内容を考えたら素晴らしいコストパフォーマンスです。東京メトロ明治神宮前駅から徒歩3分程度でラフォーレの裏側になります。
【新宿三丁目】王ろじ
『とん丼』=カツカレー丼です。『とん丼』のカツは「熟成したロースの余分な脂身をカットして叩いて柔らかく仕上げています。」とのことで、見た目は丼に卵を縦に割ったようなサイズの3つのトンカツがのっており、その下のご飯にカレーがかかっています。トンカツはヒレカツのような柔らかさで脂もなくさっぱりして美味しいです。カレーはそこそこスパイシーです。
新宿伊勢丹のすぐ横の路地にある「とんかつ屋」さんです。
【高円寺】タブチ
『カツカレーライス』は皿がデカく、スマホで測ると横幅が35㎝あります。皿がデカい分「カツ」はそれほど大きくは感じませんが十分なサイズ。「ジャガイモ」が2個のっているのが特徴で他の人の「カツカレーライス」も同じです。「カレー」はマイルド&家庭的で、懐かしい味で美味しいです。ちなみに辛めが良い人には『辛口カツカレーライス』もあります。コストパフォーマンスが素晴らしいです。
JR中央線高円寺駅から線路高架下を西に徒歩数分進んだところにあります。
【鷺ノ宮】カレーや うえの
『チキンカツと野菜のカレーあぶりチーズのせ』には、「チキンカツ」は3個、「野菜」は「ニンジン」「ナス」「ジャガイモ」などが入っており、その上に炙った「チーズ」がのっています。「カレー」はマイルドな味わいでスパイシーさはほとんど感じない「ジャパニーズスタイル」。特に美味しく感じたのは「野菜」で素材の食感をきちんと維持しながらも「カレー」と「チーズ」に合体しながら溶け込んでいます。「チキンカツ」も柔らかくて美味。コストパフォーマンスは十分です。
西武新宿線鷺ノ宮駅から線路の南側を西に徒歩2分、妙正寺川左岸のローカルなスーパーの2階です。
【西新宿】竹葉軒
『カツカレーライス』は、カツの上にニンジンや豚肉入りの家庭的なカレーがかかってグリーンピースがのってます+キャベツ、きゅうり、トマトにマヨネーズまで搭載されている皿が提供され、次に「冷奴」「お新香」「オレンジ」が小皿で出てきて、その後に「スープ」と「ご飯」が登場。「ご飯」が多過ぎたのでお願いして「小ライス」に変更。かなりのボリュームです。カツはコロモと肉が分離しやすいですが家庭的なカレーとの組み合わせで美味しいです。
東京メトロ丸ノ内線の西新宿駅と中野坂上駅の中間を北側に入った住宅街の中にある町中華です。
【浅草】河金
河金丼ヒレかつ重』1,200円。
「河金丼」=「名物カツカレー」です。「ヒレかつ」は薄くカットしてあり、「カレー」にまみれていることもあり見た目は「ヒレかつ」っぽくないです。「ご飯」の上には少量の「千切りキャベツ」が敷いてあります。「カレー」は和風でもったりした昔ながらのタイプで粘度は少し高め。見た目通りの味ですが、老舗感があって美味しいです。
【高田馬場】白カレーの店 1/f ゆらぎ
『カツ白カレー』900円
「ホワイトソースとココナッツミルクをベースに9種類のスパイスを配合しました」という仕様で、見た目が「クリームシチュー」のようです。よく見ると白い「カレー」の中には「挽肉」がゴロゴロ入っています。「カツ」は標準的なサイズ。「白カレー」はスパイシーさは弱めですが、「ソース」と「挽肉」が凄く相性良くとても旨いです。正直「カレー」とは違う食べ物の気もしますが、個人的には好きな味です。高田馬場駅から徒歩4分。神田川右岸沿いにある「カレー専門店」です。店内入って左側の自動券売機でメニュー選択です。
【宝町】ロダン
『ロースかつカレー』1,000円。
『ロースかつカレー』には「ジャガイモ」半分と「ゆで卵」半分がのっています。「カレー」には明るいベージュ色の何かで模様的なアクセントがつけてあり、よく見るとその上には「白ゴマ」が散りばめてあります。「ロースカツ」はしっかりしたサイズ、「カレー」適度なスパイシーさで濃度は高めで「ロースカツ」も含めて美味しいです。
東京メトロ銀座線の宝町駅と日比谷線の八丁堀駅の中間くらいにあります。
【吉祥寺】まるけん食堂
『カツカレーライス』700円。
こちらの『カツカレーライス』は、「タマネギ」の量が凄いです。見た目は「タマネギ」「ニンジン」「豚肉」。「カツ」の上から全面的に「カレー」がかけてあるので「カツ」が判別できません。「カレー」は粘度が高めで家庭的なタイプですがコクがあって旨いです。吉祥寺の中心部からは外れていますが、この内容で700円は素晴らしいです。
JR中央線吉祥寺駅から北に1㎞ほどの住宅地の中にあります。女子大通り(東京女子大)を南に入ってすぐです。
【板橋本町】ランチハウス美味しん坊
『カツカレー』850円。
「カレー」と「カツ」が完全に分離したスタイルで「カツ」には「ソース」がかかっています。「カレー」は黄色めで「豚肉」も入っているスパイシーではない家庭的な味。そこそこ寝かせた粘度を感じます。「カツ」は、決して分厚くはありませんが、「洋食」としては「脂身」も含めて美味しいく食べられるような造りになっていて、コロモもサクサクで美味。
環七と中仙道(R.17)の交差点である板橋本町の南西角のすぐそば。電車だと都営三田線の板橋本町駅からすぐです。
【江古田】キッチンABC
『オムチキンカツカレー』880円。
『オムチキンカツカレー』は「ドライカレー」が「オムレツ」に包まれてその上に「チキンカツ」が搭載され「黒カレー」がかかっています。「黒カレー」はカレーというよりはデミグラスソースを濃くした感じであまりカレーを感じなく、ドライカレーの方がカレーを感じます。チキンカツの表面積は大きいですが厚みはないので意外に食べられます。いろいろな料理が圧縮されている印象です。
西武池袋線江古田駅南口から徒歩1分です。
【目黒】ライスカレー ぺろり
『カツカレー』1,000円。
『カツカレー』は「ライス」の上に「挽肉」がたっぷり入った「カレー」をかけてあり「カツ」も大きめです。神保町の「まんてん」系列のようで、粘度が高く「挽肉」が入ったスタイルはほぼ同じ印象で美味しいです。常連さんは「チーズ・カツ・ウインナー」とか様々なトッピングを楽しんでオーダーしていました。
東急東横線または東京メトロ日比谷線の中目黒駅から山手通りを徒歩15分程度南下した山手通り外回り車線沿いの店です。
【東伏見】とんかつ 日の出
『カツカレー』750円。
オーダー時に御主人が「チキンカツ」ですが良いですか?という確認。「とんかつ」にすると100円アップだそうですが「チキンカツ」でお願いしました。周囲のオーダーは半分以上が『カツカレー』で「とんかつ」に変更していました。
銀色の皿に型で盛った「ライス」に「カレー」がかけてあり、結構しっかりしたサイズの「チキンカツ」の半分にカレーがかけてあり、辛くはない家庭的な味で美味しいです。
西武新宿線東伏見駅から北西方向に700mで徒歩9分、新青梅街道の手前です。
※本記事は、訪問時の内容のため、現在とはメニュー・価格・内容等が異なる場合がありますのでご注意ください。