讃岐うどん系の温かい『かけうどん』は、比較的どこの店のメニューにもありますが、出汁の旨味がよりわかりやすい『冷やかけうどん』(=『ひやひや』=冷たい麺+冷たい出汁)を食べられる店は意外に見つけづらいです。都内で食べた『ひやひや』から特に美味しかった店を集めました。
※未踏店が多くあるので、今後も追加や入れ替えの可能性があります。
【新中野】讃岐のおうどん 花は咲く
東京メトロ丸ノ内線の新中野駅が最寄りで、青梅街道の「杉山公園」交差点から中野通りを中野駅方向に進むと右側にあります。
『かけうどん(冷)』の「出汁」は透明で薄いきれいな金色。飲んでみると「いりこ」の風味をしっかり感じます。丼ぶりの横に「ショウガ」が付いていますが、「ショウガ」を混ぜると濁ってしまいもったいない感じ。「うどん」は少し黄色くて表面がつやつや。適度なコシがあり美味しいです。かなり美味しい「讃岐うどん」です。
【神田】香川 一福
神田駅西口から徒歩6分くらいで「司町」交差点のすぐそばです。
店内には入り左側の自動券売機で『ひやかけ(小)』400円と『かき揚げ』260円を選択。店内は撮影禁止ですが、料理の写真はOKと書いてあります。
『ひやかけ』の「出汁」はイリコが効いてて美味。「うどん」は適度なコシとモチモチ感でこれも美味。『かき揚げ』は素材が大き目で揚げたてサクサクで美味。ということで400円で食べられる「うどん」としてはかなりレベルが高く感じました。
【吉祥寺】いぶきうどん
『かけうどん(冷)』380円。
「ネギ」「天かす」「生姜」「揚げいりこ」はカウンターの端で自分で調整しながらトッピングできます。「出汁」は少し濁った色合いですが、飲むと「いりこ」の風味が効いてきりっとした印象で美味です。「うどん」も綺麗な「うどん」でエッジが効いててもっちりしたコシがあり美味です。この「うどん」と「出汁」のレベル感で、「かけうどん」380円と吉祥寺ながらも香川県に近い価格設定で食べられるのは素晴らしいです。
【本郷三丁目】トウキョウライトブルー ホンゴウスリー
東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅から徒歩2~3分です。
「【かけ】うす口出汁のうどん」の『かけ冷並』410円は、最初に「出汁」を飲んだ瞬間に旨い!と感じました。色は少し濃く見えますが、味わいは好みでドストライク。「うどん」は少し細めな印象でエッジが立っており、適度なコシと合わせて喉越し感が素晴らしいです。半分ほど「うどん」と「出汁」を堪能してからの「天ぷら投入」で、「天ぷら」は揚げたての熱々でこちらも素晴らしいです。
都内の「ひやかけ」の中では、個人的にかなり上位に入ります。
【神保町】うどん 丸香
場所は、都営地下鉄新宿線神保町駅から徒歩数分です。
『冷やかけ』は、透明で金色にも見える出汁、イリコがきちんと主張している出汁で旨いです。麺は白くきれいに整列して盛り付けられていますがこれも絶妙の太さとコシです。このクオリティと価格は十分納得です。行列の捌きも手際よいので気持ち良く待てるし、回転も良いので多少待ってでも食べる価値は十分あります。都内の讃岐うどんでは最強クラスです。
【大門】甚三
都営浅草線または都営大江戸線の大門駅(大門交差点)から、第一京浜を2ブロック南下して西側に入ったところで徒歩4分ほどです。
『ひやかけ』は中央に「ネギ」と「生姜」が少々のっており「天カス」や「ゴマ」は卓上にあって自由に使えます。まず薄い金色で半透明の「出汁」が旨いです、「いりこ」の風味や味わいが滲み出ています。「うどん」も讃岐らしい適度なコシで美味です。
これが390円で食べられるので素晴らしいコストパフォーマンスです。
※本記事は、訪問時の内容のため、現在とはメニュー・価格・内容等が異なる場合がありますのでご注意ください。